日本が広げようとしている
汚いガス開発や化石燃料に基づく技術に
アジア諸国の人々がNOと言っています。
©350 Indonesia
化石燃料よりも再生可能エネルギーに基づく、
誰もが手にしやすい、クリーンで公正な
エネルギーシステムを実現することです。
©PMCJ
日本のアジアに向けた
汚いエネルギー計画
アジア・エネルギー・トランジション・イニシアティブ(AETI)やアジア・ゼロエミッション共同体(AZEC)といった枠組みを通じて、日本はアジアを気候変動目標から遠ざけています。これらの取組みは、アジア全域において、ガス開発と化石燃料に基づく技術を推進する三菱重工、IHI、INPEX等の企業とのパートナーシップを含みます。
©Basilio Sepe for CEED
インドネシア
国際協力機構(JICA)は、日本の大手ガス会社や電力会社に、インドネシアの電力部門の脱炭素化に向けたロードマップの策定を委託しました。このロードマップは、バイオマスやアンモニアの石炭火力発電所での混焼を、支援すべき優先分野として提案しています。また、アンモニア、水素、LNG(炭素回収・貯蔵付き)を主燃料として「望ましい」と位置付けています。さらに、これらの技術を日本企業から確保する重要性も強調しています。
©Mokhamad Edliadi/CIFOR/flickr
フィリピン
フィリピンのバタンガス地方では、8基のガスプラントと8基のLNG基地を含む大規模な開発が計画されています。この開発は、生物多様性のホットスポットであり、200万人以上の人々に食糧やその他の恩恵をもたらすバタンガス州のヴェルデ島海峡を脅かしています。国際協力銀行(JBIC)は、最近完成したフィリピン初のLNG輸入基地を開発したAG&Pの株主です。
©Jilson Tiu for CEED
ASEANに必要なのは、化石燃料ではなく、
再生可能エネルギー
日本がアジアに輸出しようとしている取組みは、アンモニアと石炭、水素とガス、バイオマスと石炭との混焼や、二酸化炭素回収・貯留(CCS)など、ガスや化石燃料に基づく技術を推進しています。専門家によれば、これらの技術は石炭火力発電所の使用とガスへの依存を長引かせる一方で、実際の排出削減能力は非常に限られています。
2021年のASEAN主要5カ国(インドネシア、マレーシア、フィリピン、タイ、ベトナム)の電力のうち、太陽光と風力による発電量はわずか4%に過ぎませんでした。国際エネルギー機関(IEA)は、2050年までに各国がネットゼロ目標を達成するには、この割合を2030年までに23%まで増やす必要があるとしています。
今年9月にジャカルタで開催されたASEAN首脳サミットの期間中、気候変動問題に取り組む市民団体はアジア10カ国でアクションを行い、ASEAN各国の首脳に対して、日本の誤った気候変動対策を拒否し、東南アジアで風力発電と太陽光発電を拡大するよう要請しました。
©Selamat Made/flickr
再生可能エネルギーの容量を今の3倍に
増加することとしています。日本が支援対象を
化石燃料から太陽光や風力へ転換するまで、
アジア全域からの厳しい批判が続くでしょう。
©APMDD
©350 Japan
再生可能エネルギーへの転換に支援を
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