2021年11月2日 - Environmental NGOs
【抗議声明】 国際協力銀行及び民間銀行はLNGカナダ事業への融資撤回を! COP26直前の気候危機、先住民族の権利を無視した公的融資決定に強く抗議
10月29日、日本政府100%出資の公的金融機関である国際協力銀行(JBIC)が、「LNGカナダプロジェクト」(以下、LNGカナダ)に対する8億5,000万米ドルを限度とする融資支援を決定したことをプレスリリースで発表した。 今週末からイギリス・グラスゴーで開催される気候変動枠組条約第26回締約国会議(COP26)を目前に控えたJBICの今回の決定は、議長国イギリスによる化石燃料への公的支援停止の呼びかけにも反し、日本政府の気候変動対策の取組みが依然として世界とかけ離れていることを示すもので、日本が再び国際的な非難の的になることは必至である。